三国徒然桜日記

桜瀬えりかの三国志大戦な日記。 愛用カードは司馬一家と魏軍師。武力より知力重視v

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

手紙

頬杖をついて唸ること、約一刻。
充分に墨を含ませたはずの筆先は
すっかり乾いてしまっている。

珍しいこともあるものだ。

もっとも、そんな悠長なことを
言っている場合ではないのだが。


****** ▼ 追記記事 ▼ ******

「なあ…そろそろ使者が発つ刻限が」
「わかっている…もう少し待て」

遡ること三刻前。
戦が予定より長引きそうなので
本国に報告等の伝令を送ることになり
それならばついでに
奥方にも文を、などと言って
半ば無理矢理に筆を握らせたのがニ刻前。

伝令が滞れば兵糧の遅延に繋がり、
引いては戦の行く末をも左右しかねない。
思いつきで囃し立てたことを
今になって少々後悔した。

机上に広げられた紙は未だ手つかず、
例えるならそう、まるで
節姫の御心のように白く

「…曹真。」
「えっ?」
「…気が散る」
「あぁ…すまん」

それにしても面白いものだ。
戦場では幾千もの兵を自在に動かし
思うままに戦いを描く男が
たかが文一つにこれほど手間取るとは。

「思ったことをそのまま書けば
 いいだけだろうに」
「そうは言うがな」

頬杖をついていた腕を入れ替え
仲達は深く溜息をついた。

私が節姫様に文を出せるならば
筆が止まらないことはあっても
何も書けぬという事態など起こるわk

「……………曹真。」
「えっ?」
「……………気が散る」
「あ、あぁ…すまん」

どうも無意識のうちに
彼の集中を乱してしまうらしい。
これ以上邪魔をするのも悪いと思い
退室しようとしたところを
仲達の方から呼び止めてきた。

「あぁ、待ってくれ曹真」
「なんだ?」
「その・・・・あー・・・」

しばらく口ごもっていた仲達だが
意を決して顔を上げた。

「どうしたらいいと思う?」
「何がだ」
「この感情を表す
 的確な言葉が見つからんのだ」

「…………………は?」

思わぬ問いに一瞬
こちらのほうが文字通り言葉を失った。

「好きだとか愛しているとか
 いくらでもあるだろうに。」
「それでは足りない気がしてな」

あと一歩で吹き出すところだった。
笑いそうになるのをどうにかこらえた。

本気で言っているのか。

いや、当人はきっと
これ以上ないぐらいに本気なのだろう。
しかし言葉で足りないとくるとは。
なかなかやるではないか。

それにしても

「お前、本当にそういう科白が合わないな。」
「五月蝿い。」

そういって睨みつける顔には
鋭い眼光に不敵な笑みを浮かべる
最高の軍師の面影など、どこにもなかった。

珍しいこともあるものだ。


それから一刻後。
日が沈む少し前、慌しく使者が送り出されていった。
どうやら手紙は無事(?)書き上がったらしい。
そこに何と書かれていたのかは知らないが。

一月後。
凱旋した夫を迎えた奥方の笑顔が
とても嬉しそうだったのはたぶん
戦の勝利と夫の無事だけではなかったのだろう。

その証拠に

その後しばらく
例の手紙の話をネタに
周囲に弄られる軍師殿の姿があった。


=========
後半グダグダorz
不器用な仲達が書きたかったんだ。そんだけ。

あと曹真が出てきたのは某所のカプの影響かと思われます。
暴走しちゃってるのはウチ仕様ですが。

プロフィール

桜瀬 えりか

Author:桜瀬 えりか
==============
君主名「暁姫」(あかつき)
 氷嘲笑使い  司空
  「戦う軍師応援」所属
チーム内では司馬家担当らしい
==============
~司馬一族至上主義~
・知力>武力
・弓≧騎馬>>>>>槍≧歩
・伏≧魅>柵>>募>勇>活
 乱の使い方を教えてください

かうんたー

リンク
武将占い

3月27日更新。司馬懿タイプらしいよ!

時 計

メインパーティ

@げーむず

カレンダー

05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

ひとことこめんと

カテゴリー
最新の記事
★管理人に伝令★

名前:
メール:
件名:
本文:

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。